今日もオトリを獲るのに苦労する

 朝７時過ぎに川原に着いた。

朝は釣れないけど、早く来ないと良いポイントに入れないよ！、と地元の方に教えてもらった。

皆んな見てるから、釣れてるポイントや良さそうなポイントには直ぐに入られてしまうよ。と言う、、、

と言う事で、早くは来て見たものの車は三台止まって居ただけだった。

今にも降りそうな曇天の空の下、今日はベストの上にレインギァを着込んだ。天気予報は雨が降ると言って居た。

７時半くらいからオトリを獲る為にコロガシ釣りを始めるが一向に掛からない。

３０分経過、１時間経過、掛かる気がしない、、、。

９時を過ぎても掛からない。

色々と教えてくれるコロガシの先生が見かねて声を掛けてくれた。水が少ないから錘を軽くし、水の中へはなるべく入らないでゆっくりとコロガシてみたら、、、とアドバイスを受けた。

早々に教えて貰った通りコロガすが中々掛からない。すると見かねた先生が掛かった鮎を１匹くれた。

舟に１匹入ると縁起物だから、お守り見たいなもんだなぁ〜と言う、直ぐに次が来るから頑張りな！と、あまりの嬉しさに涙がちょちょ切れそうになり、降り出した雨の中竿を振る。

すると本当に直ぐに１匹目が掛かった。それもデカい！、、、

タモに取り込むと手を叩いて喜んでくれる先生。

すると、次は２匹掛けで釣れた。

お礼を言って友釣りのポイントへ移動しようとすると、友も此処でやった方が今日はいいと思うよ。と、、、

川を知り尽くした地元の名人が言うならと、友釣りの支度をしに車に戻る。

先生曰く、今日は雨で寒いから釣れる場所が限られると思うから、この辺だけコロガシも掛かって居るから、此処で我慢した方がいい。との事だった。

コロガシの針に根掛かりしたが、川に入り回収棒を使って回収した。

やはりコロガシ同様に魚が回って来ると友にも掛かる、魚が居る内に手返し良くオトリを交換して送り出すと直ぐに掛かるが、魚がいなくなると我慢の釣りになる。

動いても良いのだが、動くと根掛かりの心配があり、川に入ると魚を散らす事になる。

今回はそのリスクを考慮して我慢の釣りをした。

何回かの連チャンもあり、３時まで竿を出して２１匹。型は最大２６㎝のオスで、メスは２４㎝クラスが何匹か釣れた。

今日はコロガシの先生に助けられた。

まだまだ修行が足りないと実感した１日だった。