『あっ!』と言う間に師走になり、年を取ると年々そう感じるようになりました。
相変わらずの忙しさの中、出来る限り土日を含め休みを取る様に成りました。
女房が朝起きると、頭がクラクラする事があるとか、天井がクルクル廻って居る事があり、暫らく横になって居ると治まる。と言う事があるとか、、、、、。
いろいろ考えて仕事を辞めた、、、、。普段はなんでもない時(?)の方が多いみたいだが、なんでもなければ普通に家事もこなしている。なにもしなくてイイよ!、、、、。と言って有ったが、新しい仕事を見つけて勤め出して居る。
休みが自由に選択出来て、出社時間が9時20分だとか?、朝ゆっくりだから大丈夫!と彼女が言う。簡単に言うと老人ホームの食事の調理補助だよ、、、、。
そんな彼女を息子が心配し、頭の精密検査を受けた方が良い。と相談して来た、娘とも相談の上精密検査を受診する事になった。先週末受診した、結果は精密検査なので3週間後だと言う。
3週間もかかってしまうと緊急事態の時はどうなってしまうか心配だ!と思うのは俺だけか、、、、。
緊急搬送された時にCTや心電図等々一通りの検査は実施した。との事だから緊急性はないのかも、、、。
もう一つ大きな出来事が、、、、。人生の中で考えれば大した事はないのかも知れない。丁度41年目の区切りか?、、、。
我社では賞与の支給に合わせ、各自の今期の査定面談とでも言おうか?賞与面談と言う物が有る。その面談終了後に退社の意思を伝えたので有る。
自分の健康、彼女の健康、そして20年間単身赴任をして来た罪滅ぼしで女房孝行がしたい。と言うのが退社理由だ。定年までは後2年だが、、、、。まだ正式に決まった訳ではないが、、、。心は決まっている。考えて考えて迷って迷って決断した。
12月も残された仕事が沢山ある。特に自分で取って来た仕事が、来週から年末年始に掛けて続けてあり、それはこ客に対する責任、会社に対する責任として対応したいと思っている。
彼女が病院に入る事を良い事に、この先の仕事量を考えると今週しかない!と思い、自分の中のモヤモヤした気持ちの整理の為にも、心の故郷とも言うべき木曽へ、兄貴達の顔を見に出掛けて来た。勿論彼女のお許しを得ての買い出し旅だ。
観光とかが目的ではないので、何処にも寄らずに木曽は妻籠に着いた。自宅から約4時間足らずで着く。釣りが目的ならもっと早いかも、、、、(笑い)。16時頃に妻籠宿に着いた、見慣れた景色がなんだか妙に懐かしい。何枚か写真を撮り郷原酒店で『一升瓶の七笑い10本』と『大吟醸2本』『超辛口の酒、豪笑3本』『辛口2本』を購入し定宿まで配達をお願いする。ここも馴染みの酒屋だ。一升瓶1本をサービスに頂いた。
次は丁兼と言う和菓子屋により、『老木』と言う昔からあるこの店の代表的な和菓子を2本(そば粉を練った生地に台納言小豆を塗り、芯の部分に栗100%の栗きんとんを入れロール状に巻いた物だ。それを輪切りにすると老木に見える事からこの名がついたのだ。『里の秋』と言うのも2箱、これは干し柿の中に栗きんとんを詰めた物で、干し柿の旨さと栗きんとんの旨さが口の中でハーモニーを奏でる、と言う物だ。定番の『栗きんとんも』も忘れずに買い込んだ。いつもの年なら冷凍にして正月料理の一つとして頂くのだが、今年は義母の喪中の為、息子や娘のお土産やお世話になっている方へのお土産にする。ここも顔馴染みの店なので沢山のサービスをして頂いた。どちらの店も皆さんの笑顔が一番のサービスなのだ、、、、。
夕暮れ迫る中彼女にまな板と、鍋しき?鍋ひき?を頼まれていたので、見慣れた顔の店に何件か見て廻るが彼女が欲しい物は見つからない。どちらも普通の物は有るのだが、、、、。探し歩いて蘭地区まで行って、ようやくそれらしき物を見つけて購入した。
宿に着いてからは、囲炉裏端でお袋と話をしていると兄貴が帰って来た。『お帰り!』と帰って来た兄貴が声を掛けてくれた、『ただいま!お帰り!』と小生。他愛もない普通の会話だが『お帰り!』の一言が心に染みる。それと同時に郷原酒屋が酒を届けに来てくれた、兄貴も一緒に大量の酒を車に積み込んでくれた。
そうこうしてる中に姉貴から風呂に入れるよ!と声が掛かり風呂を浴びる。いつもならシャワーだけなのだが、今日はゆっくりと湯船につかり足を大の字に伸ばして瞼を閉じる。
風呂の後は囲炉裏端で、忙しいはずの、疲れて居るはずの兄貴が俺は寝るまでズ―ッと一緒に色々な話をしながら食事をしてくれた。飲めないはずの日本酒まで飲みながら、、、、。
11月に今まで居た職場が再編成されて、何か目標はぼやけて来た。遣り甲斐見たいな物が、やりたい事、やらなければならない事がぼやけて見えるようになって居た時期に彼女が倒れて緊急搬された。
そんな事が重なり、自分の体調も考慮するとこの先どうしたら良いのか、自分の気持ちの中でモヤモヤして居るものがあった。考えた結論が健康を考慮し家族を第一に考えよう!というものだった。
今回の故郷帰りで兄貴、姉貴、親父、お袋、無言で迎えてくれた懐かしい景色、一から出直せ!と言わんばかりに一夜にして真っ白に何もかも代えてしまった雪景色。全ての物が自分の人生なんだぞ!思う通りに行けばいい!と言って貰った旅でした。
第二の故郷は雪景色だった。 |
スタッドレスに履き替えて正解◎ |
峠道はシャーベット状に、滑っちゃダメよ~ダメダメ! |
妻籠宿、俺一人を迎えてくれたのか?、、、 |
見なれた風景が妙に懐かしい! |
囲炉裏端で色々な話をした。飲めない酒で相手をしてくれた兄貴!♪♪肴は炙ったえエイのヒレ~♪ |
一夜明けると銀世界となっていた。♪有りの~ままで~全て見せるのよ~♪ |
今日は吠えずに足元で遊び廻っていた『ナナ』、吠えずにナナが笑うとナナ笑い!なんちゃって、、、! |
いつの間にかバス停が替わって居た。 |
昨日見た景色が吹雪に霞む、、、。 |
石川さゆりが歌ってます、♪妻籠の宿は雪~景~色♪なんちゃって、、、! |
心の整理(そんな大げさな、、、?)が付いた時間だった。妻の元へ帰ろう! |
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