辛い知らせが届き、天から涙雨が降って来た、、、、。

今朝いつも通りに起きてカーポートの中の山野草に水やりがてら活力活性剤を如雨露で与えた。

朝飯を食べてから、昨日不在配達票が入って居たので郵便局まで取りに行って来た。送り主名に心当たりがないので誰だろう？と思っていた。

品物を受け取り、同時に封書が張り着けてあったので開封して見た。

その名は川崎に住む親父の娘さんからだった。

自分には親父が８人居ると自分では思っている。

一人目、、、自分の親父。
二人目、、、女房の親父。
三人目、、、仲人のＡさん。
四人目、、、木曽の親父。
五人目、、、中津川の親父、Ｎさん。
六人目、、、愛川に会社があった頃、お世話になった組長の親父、Ｙちゃん。
七人目、、、愛川に会社があった頃、お世話になった生産管理の親父、Ｓさん。
八人目、、、愛川に会社があった頃、お世話になった設計部長の親父、Ｈさん。

人生を教えて頂いたり、仕事のやり方、取り組み方、成し遂げる事の大切さ、顧客の信頼、仲間の大切さ、酒の飲み方、、、、色々教えて頂いた。

そんな親父たちは、一人目、二人目、五人目、六人目、八人目と残念だが既に亡くなって居る。
そしてたった今、七人目の親父が亡くなって居た事を知る、、、。

Ｓさんは、約２７、８年前当時は愛川町に会社があった頃、横須賀の久里浜にある系列工場から移動で愛川にある工場に移って来た。そしてＳさんが一番最初に小生がマトメをしている仕事の生産管理、工務を担当したのである。

それ以来、担当が違ってもやりくりしてくれて、仕事に対してはけっして『出来ない！』とは口に出さない人だった。Ｓさんと小生がコンビを組めば出来ない仕事は決してなかった。がむしゃらに何日でも徹夜をやったりした。そんな時当時設計部長だったＨさんが顧客と接待で飲んでる時でもＳさんから（小生が徹夜してる。）と聞くとカツ丼や天丼等を差し入れしてくれたりしてくれた。

生産管理のＳさんも設計部長のＨさんもゴルフよりも釣りの方が面白い！と言ってある日接待ゴルフを欠席してまで小生たちと木曽川まで釣行した事があった。平日も夏の日は定時で上がり中津川で夕涼みがてら鮎釣りを陽が暮れるまで行っていた。そして釣果を我が家に持ち帰り宴会が始まるのである。会社の中の担当部署を超え、職制を超えた中だった。二人の親父は仕事も人一倍出来た人だから、酒も遊びも豪快に出来たのだと思う。また二人とも単身赴任だった為、いつも奥さんの事や家族の事を考えて居た人だった。だからこそ社宅住まいの我が家に来ては飲みながら子供たちとも触れ合ってくれたのだろう。

Ｓさんの娘さんから、連絡が遅くなってしまったお詫びと生前の感謝が綴られている手紙が添えられて『ハ海山、大吟醸』が送られてきた、昨年の１２月１９日に天国へ旅だったとの事。いつも小生の事を口にしていた父をしのんで晩酌をして下さい、、、、。

そんな小生の気持ちを察してか空から大粒の雨がポツリポツリと降り出してきた、、、、。

親父をしのんで、、、合掌！