もちろん泊まりは定宿の大妻籠にある、民宿こおしん塚だ。
毎年この時期に成ると正月用のお酒を買いに木曽の妻籠宿に行っている。
もちろん酒を買うだけが目的ではなく、自分のリフレッシュと定宿の皆さんの笑顔を見る為だ。
お酒も自分で飲むのはもちろんだが、自分で飲んで美味しいと思うものをお世話になった方々への感謝とともに送ったりしている。
3年前までは宿の先代の親父と晩酌を、お袋の笑顔を見ながらやるのが楽しみだったが、今は飲めないのに無理して付き合ってくれる兄貴とやるのが楽しみの一つだ。
昨年、一昨年は息子夫婦と孫たち、女房と家族で行っていたが今年は都合が合わず小生一人で行って来た。
20日金曜日10時半過ぎに愛川を出発する。
木曽妻籠宿への関東方面からのアクセスは高速道路を使い、大きく分けると3コースになる。
一つは中央高速を飯田山本インターで下り清内路峠を越えるコース。
二つ目は中央高速を伊那インターで下り権兵衛峠を越え、19号を南下するコース。
三つ目は中央高速を岡谷ジャンクションから長野道に入り、塩尻インターで下り19号を南下するコース。
今回は二つ目のコースにした。理由は権兵衛街道は他と比べ明らかに交通量が少なく信号機も少ない。峠の街道にしては割りと道路も良く曲がりくねっても居ないので走りやすいからだ。
中央高速も紅葉シーズンは終わり通行量も少なく、順調過ぎて眠くなったりした。途中トイレ休憩や昼飯を食べたりしながらのんびりと冬枯れの木立の中のドライブを楽しんだ。
19号に入り順調に進んでいると道路に茶色いものが横たわっている。近くで見ると跳ねられたと見られる親子の猿だった。親猿の横に寄り添うように小さな子猿が横たわっていた。二匹が寄り添うように並んで居たのが何か不自然だったが、亡くなっても寄り添う深い愛情なのか?、妙に眼に焼きついている。
車は順調に南木曽町に入る。
時計は14時過ぎだったので久しぶりに木曽川に架かる木造の大吊橋、桃介橋を渡って見る事にした。
15時過ぎに車に戻り、妻籠宿へ行く事にする。
車は有料駐車場へは入れずに丁兼さんの駐車場に停めさせてもらう。車を止めてカメラと手土産を持って、先ずは郷原酒店へと向かう。
店の前まで行くとカーテンが閉まって居たが、少し開いて居る処もあったので声を掛けると店主が顔を覗かせた。
挨拶を済ませて手土産を渡す。いつもの10本と七笑いの豪笑4本を購入する。忙しい処悪いけど配達してくれる。とお願いすると、忙しくないよ暇で暇でしょうがないよと笑っていた。
いつもの宿だね、解った。と購入代金を支払うと何時も半端は負けてくれる。酒屋で値引きしてくれると言うのは余り無いと思うが、、、。
妻籠宿の中の郷原酒店 |
10本買ったが1本サービスで11本入って居た。 |
後ろの4本が辛口の豪笑、七笑の酒糟で漬けた粕漬けもサービスで頂いた。 |
その後は丁兼へ栗きんとんを買いに行く。
店に着き挨拶を交わし手土産を渡す。少し前に交代した店員さんが、まさかこの時期に釣りじゃないよね?と小生の事を覚えて居てくれた様だ。ここでは上の写真の様に手前にあるのはこの店の一番の名物、老木。それ以外にも干し柿の中に栗100%の栗きんとんが入ったものを4箱。
豪笑と栗きんとんをセットで差し上げるつもりで買った。ここでも金額でサービスして貰い、さらに左側一番上の栗きんとんをひと箱奥さまにとお土産を頂いた。
どちらの店にもこうしたサービスのお礼として手土産を買って行くのだが、またお土産を頂くと言う嬉しいに成ってしまう。
妻籠宿の中の和菓子屋澤田屋、妻籠宿の中では丁兼と言う屋号だ。 |
時間がまだ早いので少し散策した。
誰も観光客の居ない妻籠宿は珍しい、、、。
未だに板葺きの屋根が残って居た。 |
板が飛ばされないように材木を横に乗せ重しとして石を置く。 |
この後は定宿へと向かう、、、。
つづく。
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