夏休みを利用して49年の付き合いになる定宿に、親父や髭ジイの遺影に線香を手向けに来て居る。
いつもは宿に着くと真っ先に仏壇の扉を開けて線香を上げる。
仏壇の中の親父の遺影は、おう来たか!と微笑みを浮かべて居る様な感じだ。荷物を整理して落ち着いたら冷えたビールを開けて三つのコップに注ぎ小生と兄貴、一つは仏壇に上げ乾杯する。
これがいつもの儀式だ。
が、今日は小生の他にお客さんが居て仏壇ある部屋は使われて居る。
また、今日は山梨の桂川で釣りをして来たので到着が遅くなった。
2時過ぎに上がり釣果は12匹だった。
近くで竿を出して居た方が何人か居たが上げる処を見て居ない。
そのうちの二人に話しを聞くと釣れないと、一人の方は2匹釣れたと言って居た。
後でオトリ屋のホームページやブログを見ても11日の釣果は芳しく無い様だった。
宿に着くと囲炉裏の間に夕食の食卓がセットされテーブルが三つ置かれて居た。
小生は宿の居間がある入り口から鮎の入ったクーラーボックスなどを持ち込み挨拶をする。
その後車から荷物を下ろして三部屋ある内の一部屋に落ち着く。
夕食の準備の真っ最中で忙しい兄貴と姉貴、そんな中風呂は空いて居るのか聞いてから風呂に向かう。
すると使われて居ない洗面所、トイレ、風呂の照明が付けっぱなしである。
これらのスペースは部屋やキッチンなどから一段下がった下にあり、階段を降りて下に行かないと見えない所だ。
どのくらい付けっぱなしだったか?解らないが、宿は兄貴と姉貴とで切り盛りしていて他に手が無い。
つい最近まではお袋が手伝う形になって居たが、最近は膝が痛く歩行器を使わないと歩けない状態で、歳も90歳だ。
そんな事から夕食造りは姉貴が担当し、出来たものから温かい内に兄貴が運び料理の説明をする。
主に兄貴はお客さんの相手をして、姉貴は夕食の後は部屋を周り布団などを敷いてくれる。など兎に角忙しく動き回って居る。
と言う事で、細かな事かも知れないが、小生が風呂に行かなければ照明灯は点いたままになって居たわけだ。
昨今電気代の値上げだの値上がりラッシュの世の中、自宅でも節電に努めて居るなのに、旅に出てホテルだから、旅館だからと言って点けっぱなしで言い訳がないと思う。
気に入ればまた来たい!、また来る時に宿代が値上がりしなくて済む様に出来ることはたわいも無い事でも協力するべきだと思うし、気に入った宿だからこそ永く続けて貰いたい。その為には先ず宿を思い遣る、相手を思い遣る事だと思うが、、、
宿の事を思いやって居るのか解らないが、風呂から上がり夕食は、囲炉裏の間に小生のテーブルも用意されて居たが、相変わらず咳が出る小生。
頻繁に出る訳では無いが咳をして、飲んだり食べたりする様になる。
コロナ禍の状況で咳をすると他のお客さんがどんな思いになるか?解らないので、兄貴と姉貴に我儘を言って、居間で夕食を頂く事にした。
冷えたビールで兄貴と乾杯する。
注いだビールを一気に飲み干し、お前が来るまで我慢して待ってたんだよ!と兄貴。
お客さんの相手があるから落ち着いて飲んでられない、、、
その後はお袋も夕食に出て来て食事をしながら四方山話をする。咳が出始めて10年以上経つがコロナ禍の状況で人混みには出すらくなったし、出ない様にして居る。
ここの定宿なら小生の健康状態も知って居る。だからと言って宿の皆さんに嫌な思いをさせたくは無いが、咳をしない様にと思っても出てしまう。
上手く付き合って行くしか無いが、里帰りしたと小生は思って居るのでリフレッシュさせて貰って居る。
付知川で鮎をやるか?とも思って居たが、兄貴から今日、明日の天気予報は雨だとメールが入って居た。
そんな事から、やはり二日連続の鮎釣りは今の体力では無理と判断して、宿の裏の川や開田高原を流れる末川辺りで岩魚釣りをする事にして近くのコンビニで日釣り券を購入した。
朝飯前に宿の裏の川で竿を出した。
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