直ぐにピンポーンとドアのチャイムが鳴る。女房が対応に出ると宅急便だった。
Nさんからリンゴが届いてます。とお兄さんが元気に言うのが聴こえて来る。
ハンコを押し、ご苦労様と女房の声。直ぐあとにねぇ〜重くて持てないよ、来てぇ〜!と呼ぶ声がする。
玄関に行くと大きな箱が置いてある。
それを抱えて六畳の和室に入れる。女房が開けると真っ赤なリンゴが現れた、そしてお客様へと言う挨拶文が入って居た。それによると今年のリンゴは春先の強い凍霜害、そして10月の長雨、日照り不足で色付きが悪く、秋の暖かさで蜜入りが不ぞろいになったとの事だ。が糖度は甘く、しかし酸味も残る状態の仕上がりだ。そんな中から外観で美味しそうな物を選別して送ってくれたとあった。どんなもんか一つ剥こうか?と言ってリンゴを取り出す。
Nさんから送って戴いた沢山のリンゴ。 |
中に入って居た挨拶文、、、。 |
リンゴを持って台所に行き包丁を持って来た。小生が晩酌をして居るそばで女房はリンゴの皮を剥き、一欠片を小生に差し出す。真ん中の部分には蜜がたっぷり入って居るのが目でも解る。ひとくちかじるとシャキッと言う歯応えとあま〜いリンゴの味が口いっぱいにひろがった。作り手の人柄が感じられる美味しさだった。
美味しいリンゴが2段に入って居た。 |
その後でNさんに御礼の電話をすると、鮎の御礼だと言う事だ。
いつも貰いっぱなしで申し訳け無い、田舎のリンゴなんだ!田舎だからこんな物しか無くて悪いんだけど、息子さんや娘さんにも分けてやってよ!と言って戴いた。
息子や娘たちの分まで気を使って頂き、文字通り沢山のリンゴと沢山の優しさを戴いた。そして作り手の愛情も、、、。
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