送別会「後輩編」の巻、、、、。

投稿日:2015年4月3日

更新日:2019-11-22T15:04:35Z

仕事 小生の出来事

t f B! P L
3月30日、ラスト2日前の月曜日に後輩が一人、どうしても色々面倒を見て貰ったお礼がしたい。と言うので食事をした。

S君は小生の息子や娘よりも年齢が若い。入社した時は生産管理グループに配属されたが設計に1年間研修に行って居た。その後検査グループに半年研修に行き、製造グループに戻り生産管理の仕事をやる前に製作現場に実習に半年間いた。その間が小生の預かる事となった。

製造実習では問題なく誰とでも作業をこなし、研修期間が過ぎた。問題が起きて来たのは生産管理グループに戻って1年と数ヶ月が経ってからだった。

その異変に気づいてやれなかった。暫らく出張に行っていたので仕方ないと言えばそれまでだが、他のメンバーも気づいたり相談に乗れなかったのか?。出張から帰り顔が見えないのでS君はどうした?と聞くと、調子が悪いとかで暫らく来て無いな?。との事だ。直ぐにTELするが出ない。

翌日も、その翌日も、数日後もTELには出ない。師走になった頃ようやくTELに出た、TELの向こうの声はひどく暗く声も小さく聞き取りづらい。それでも誰が掛けても出ないTELに出てくれた事が嬉しい。またTELするからな!俺だと解かったら必ず出ろよ!そう言ってTELを切った。

そう、彼は「うつ」になってしまったのだ!。会社には診断書を提出して3ヶ月の休養に入った。その後もTELで話を聞いてやり、どうなったっていいや!なんて漏らす時は逢って励ましたりした。(励ます、と言う言葉は合って居ないかも、、、、)夜は色々考えてしまって寝られない。と言う、今日は言いたい事を言え、悩んだり、思っている事をなんでも良いから声に出して言ってしまえ!。などと話を聞いてやった。

その夜は帰ってからTELが来た。なんかスッキリしたし、久し振りに少し飲んだので眠れそうだ。と言っていた。それからも声を掛け続け、1年近く休んだと思う。

今は半日年休を使ったり、フレックス制度を使ったりしながら出て来ては居る。出て来てからは差別なく出張へも行かせたりしている。俺の部下ではないが生産管理担当者と相談しながら彼の体調を考慮し、仕事をさせている。出社してくれば真面目だし、仕事を頼めば嫌とは言わないが、翌日体調が悪いと朝から出社しないで、回復すれば遅れて出て来ると言った具合である。

なんとか発破を掛けて楽しく仕事をさせる様にしている。そんな彼も本来なら製造グループが行った送別会に出れば良かったが、みんなの前では体調を考慮して参加できなかったと言っていた。

でも25日過ぎから色々考えて、今あるのは、〇〇さん(俺の名前)のお陰だ、〇〇さんが居たから会社を辞めずに今も居るんだ。との思いが強くなり、一言お礼を言いたい、何かしたい!。と言う気持ちになったんだ、だから二人の送別会(送別会じゃない!、送別会と言いたくない!と、、、)をやりましょう。そうじゃなきゃ俺気が済まないすよ。と言ってくれた。

それじゃ、いつものスナックへ行くか?早いうちはお客は誰もいないはずだ!と思い、つまみと何か腹に溜まる物を用意して貰おうと店の彼女にTELした。そうしたらママが昨日の日曜から旅行で店は休みだと言う。残念!、じゃ良いよ。とTELを切ろうとすると私も送別会に混ぜて。と彼女が言う。その場でS君に確認すると「良いねー」来てもらおう、俺一人より楽しいし、、、、。

18時前に3人で待ち合わせし、安くて旨い原価酒場に行く事にした。生中とカツオの刺身で乾杯だ。色々な話の中で(うつ)の話は欠かせない、彼の方から自分で話始めた。暫らく休んでいる中に悩んで悩んで、自分はどうなるのだろう?と思った。それから自分は(うつ)なんだ!、なんだよ、俺(うつ)何だ、これが(うつ)なんだ。と思ったら泣けて来た。そんな時に〇〇さんがTELをくれたりして励ましてくれた。会社の人があれだけ入るけど、色々心配してくれたのは〇〇さんだけだった。

一人でも心配したり、喜んだり、悲しんだりしてくれる人がいる限り一人じゃないんだ。その人の為にも頑張ら無ければならないんだ。逢う度にそう言って、俺はいつもずーっと心配して居るからな。そう言って貰ってうれしかった。

色んな話をして、話の中俯いて暫らくだまって居る事も何回かあった。涙は見せたくなかったのだろう。そして今日また色々な話を聞いて明日から頑張るぞ!とますますやる気になった。とも言っていた。

20時過ぎに、部屋の片付けもあるのでお開きとした。今日の飲み代は3人で7、300円は彼がどうしても出すと言うので御馳走になった。少しは成長した証し、と言う事でとても美味しいお酒だった。

彼女の娘はS君と同級生、同じ中学だったとか。彼女も我が子の様に心配していた一人だ。別れ際に撮った一枚だが精いっぱいの笑顔に眼が開いているのか、居ないのか?デジカメなので画像を確認して貰ったが今日はこれが精いっぱいと言っていた。S君生産管理も生産技術もやりこなせ!君なら出来るぞ!

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鮎の友釣り! チーム舞のレポート

このブログ「鮎の友釣り!チーム舞のレポート」は、鮎の友釣りを生き甲斐としている”Gin”が書いています。2007年のブログサイト開始時から鮎釣り釣果や自宅の寄せ植えなど、趣味を交えて、自身で経験したこと起こったことを綴っています。


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