民宿が満室で泊れない。と聞いて居たが兄貴が趣味に(趣味の枠を超えて居ると思うが、、、)している詩吟の講習会が有るとの事で、横浜の詩吟の会の7人が兄貴に(先生と呼ばれていた)教えて頂きに7名で来るので貸し切りにして有ったとの事だ。
月曜日の夕食時に詩吟の人たち7名だから、〇〇(小生の名前)だったら一緒に泊ってもいいぞ!6畳間を空けるから、、、。詩吟の人たちにもしかすると天然の初物の鮎が食べられるかも、、、?と言って有るから釣って食べさせてやってくれ。と言われてしまった、状況の悪い中かなりのプレッシャーを掛けられてしまった(笑い)。
そんな訳で土、日曜は予定が有るがそれまでは女房からOKを貰っていた。(実は姉貴からメールでやり取りした中で田植えはまだ終わってないと聞いて居たので、女房にはもしかしたら田植えを今週すると言ったら手伝って来るかも知れないから、でも最悪金曜日には戻るから、、、)と言う話を日曜日にして月曜日のハローワーク終了後に家を出て来た次第である。
そんな事でもう一泊する事にして、27日の水曜日も付知川は長谷川オトリ店に来たのである。例の後く川は人でいっぱいだ。車は昨日と同じ様にオトリ屋さんのご厚意でオトリ屋さんに停めさせて貰う。
何処に入るか入るポイントが無い、オトリ屋の親父さんから下の方の岩場の瀬と淵が続くポイントは足場が悪いから年配者は敬遠するから入る場所が少しは有るかも知れないと教えて貰った。
下流に向かい川の右岸を歩いて行くといくつかの淵を超えたポイントに若いシマノファッションに身を包んだ二人が竿を出している場所が有った。
そこは右岸は断崖になって居て左岸からしか竿が出せないポイントだ。右岸からだと二人組の上流で竿を出しているポイントの竿が届くエリアになってしまう。暫らくどんな取り込みやポイントを釣るのか様子を見て居たが掛からなかった。
ここから竿をだすと邪魔だよね?と声を掛けたが返事がなかった。でもここはマナーが大事だと思い結構水深のある淵と淵の間の比較的浅いで有ろう(腰までの深さが有ったが)瀬を、渡らせて貰うよ、と声を掛けて渡らせて貰い、二人の内下流に居た方が更に下流に移動したので、下流の方に声を掛けたらうん!と頷いてくれたので入らせて貰った。
その後竿が当らない程度に三人で行ったり来たりで竿を出す。小生から情報収集の為に色々と声を掛けたら話をしてくれた。やはりオトリ屋の情報通り初日2日は良かったが厳しいと言って居た。
そうこうして居ると小生に当たりが有り、下流の彼がオトリを少し避けて小生が取り込みやすくしてくれた。その後野鮎に代わり4匹入れ掛りになる。すると下流の彼が(上手いですね、何処から来られたんですか?と声を掛けて来た。)
そんな会話をきっかけにお互いに声を掛けながら釣りをしている。若い彼らはそれなりにマナーも知って居て、魚が掛かれば避けてくれるし、根掛かりしたりした時もこちらを見て根掛かりポイントを指差し、入りますと会釈してから川に入るなどしてくれる彼らだった。
すると上流の彼も掛かり始めて来た。上流は流れもきついし深さも有るのでどうしても小生の居る下流にまで野鮎の引きに持っていかれる、小生もそんな時は竿を避けてやったりしている。
そんな小生を彼らも受け入れてくれた様で昨日と違い楽しい釣りが出来て居る。掛った鮎を慎重にやり取りして居る小生を見て、今度は上流の彼が声を掛けて来た。「ラインは何号を使って居るんですか?」小生が「フロロの0,175だよ!」と答えると「えぇ~!そう何ですか。」とそっちは?と聞くと複合の0,05だと答えが返って来た。
勿論小生だって色んなサイズのラインや仕掛けを準備してある。淵で水深もあるこのポイントでは小生の考えるベスト仕掛けは複合の0.03号の背針が良いと思うがそれだと掛かり過ぎてしまうと感じるからである。
今日の目標は、お客さん7名分の塩焼きと家族を含めて皆さんで試食できる程度の鮎の押し寿司だ出来る15~20匹を目標にしている訳で冷凍にして持ち帰ろうとは到底考えて無いのである。
12時を廻った処でランチタイム、彼らはお湯を沸かしてカップラーメンやおにぎりなどをゆっくり楽しんでいる。小生は姉貴に作って貰ったおにぎりを頬張り一足早く釣り開始。すると直ぐに入れ掛りになる。それを見て居る彼らから大きいね!などと声が飛ぶ。
和気藹藹の雰囲気を最初に小生が対岸の上流から竿を出すと邪魔になると判断したところから彼らがランチを楽しんでいる事を良い事に竿を出して来た親父がいた。しかも流れの幾筋かの大石の垂水に腰まで入り釣って居るのである。
これは完全なマナー違反だ。小生が泳がせ釣りで泳がせると、そこは間違いなく魚の通り道で、
その親父の入って居るところは魚たちの休憩場所で、こちらからそこにオトリが入れば掛かる結わば魚の飛び出る壺の様な処なのだ。
本当に魚の習性や通り道、川の状況を読めない、マナーを無視する奴なのだ。しかも釣れないでオトリを引き吊り廻し、人のオトリの近くに入れてくる。俺が釣れてもお前には釣れないゾ!と言ってやりたいくらいのくそ親父だ。
やがて彼らもランチタイムが終わり、彼らはポジション交代で入れ替わって釣り開始した。
直ぐに上流の彼に掛かり、今度はそれを見たくそ親父がそちら側にオトリを持って行く。釣りずらいことこう上なし。上流の彼とくそ親父に聞こえる様に話をするが諦めないくそ親父である。
釣りずらそうにしているので小生が彼と交代し、小生は淵の上流の瀬を攻める。何匹か瀬で追加して時計を見ると14時30分を廻った処なので本日は終了する。仕掛けを納め下流に居る彼らに間に入れさせて貰った礼を言うと、とんでもないです。お疲れ様でした、気を付けて帰って下さい。その辺りに上り道が有るから山を登って貰うと林道が有るからそれを上流に行くと直ぐに上の橋に出ますから。と帰り道まで教えてくれた。
くそ親父には嫌な気分にさせられたが、彼らのお陰で気分のイイ締めくくりをさせて貰った。15時過ぎにオトリ屋に戻り着替えてから、オトリ屋さんに帰りの挨拶をしたら親父さんが出て来て、早く上がった物だから、今日は駄目でしたか?と言われた。そこそこは楽しめましたよ。これから魚を〆ますから、言ったら出て来て一緒に数えてくれた。
バケツに舟から移した鮎を見てこれはすごい!短時間で良く釣れましたね。いいポイントに入れましたか?と聞かれたので一通り経緯を話して27匹、最大20センチを確認して貰った。姉貴に押し寿司作れます。のメールを入れて帰路に着いた。
宿に戻り、押し寿司様に魚を下ろして塩で〆た。その後シャワーを浴びてから冷えたビールを居間で飲みながら、姉貴、お袋、真奈美(長女)が料理を作り、兄貴がそれを運び厨房では戦争の真っ最中。終戦を迎える頃に小生の出番が来る。お袋と二人で鮎の押し寿司を作る。
久し振りの事なので、先ず一棹押して見る。二本目は姉貴とお袋と小生で寿司ネタがしたかシャリがしたか?ラップを入れたっけ?等々、、、。結局1棹目と同じ方法で押して行く、出来た物から兄貴が取りに来てお客さんにお出しした。
型が切ると崩れた物や背びれが上手く切れていない物を、女将である姉貴が試食して太鼓判!。
安心してお客さんにも食べて貰えるし、長女の子供たちや昨日押し寿司を楽しみにしていた三女にも、親父、お袋、姉貴のお袋にも食べて貰えると安心した。作り終えてから自分の酒とつまみ持って、盛り上がっている囲炉裏の間に行き仲間に入れて頂いた。
リフレッシュ出来る里帰りだった。
オトリ屋で数えると27匹いた。 |
本日の釣果です。 |
真ん中の鮎が最大20センチあった。 |
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