今日山野草に液肥と活力活性剤を混ぜて与えて居ると家の前で宅急便の車が停まる。
中から箱を持ったお兄さんが出て来て、ここの住所で間違い無いですか?と言って箱に張り付いた伝票を見せる。
ハイ!と言って箱を受け取る。
品名は餅と書いて有る、差出人は小生が勝手に故郷だと思って居る信州は木曽からだった。
16歳の頃から今まで通って居るので、故郷が無い小生にとっては故郷そのものだ。
先先代の爺ちゃんは千葉真一とトヨタの車のコマーシャルに出演して居たり、色んなテレビや雑誌に出て居る。二十歳前の小生たちはこの爺ちゃんの色々な四方山話を聴くのが楽しみで何度も通って居た。
その後先代の親父に代替わりし、いつしか親父と呼ぶ様になり、お袋と呼ぶ様になった。
また、その息子を兄貴と呼び、兄貴の嫁さんを姉貴と呼ぶ様になった。
当時はサラリーマンだった兄貴とは余り顔を合わす事は無く、姉貴はお袋と二人で民宿業に精を出して居た。
親父もテレビや雑誌に出演していたり、兄貴に代替わりしてからも同様で、サラリーマンになり出張が多くなった小生は思い立って休みを取っても中々予約に空きがない状態だったが、民宿が休みの日に何度も何度も受け入れて貰った。
そんな時も兄貴が、弟が帰って来るのに拒む理由が無い、いつでも帰れる時は帰って来い。と言ってくれた。
子供たちもそこが親戚の家だと物心付くまで思って居た。そんな子供たちも結婚して親になった。
娘が3月の終わりに結婚して、その年の11月に息子が結婚した。翌年は二人の息子と二人の娘を連れて更埴市に杏の花見に出掛け、故郷に宿を取った。
その後は全員揃う事は中々出来無いが息子夫婦と孫たちを連れて行ったり、娘夫婦と出掛けたりして故郷に帰って居る。
12月の半ばに正月用の日本酒(七笑)買いに行った時もわざわざ1日前倒しして杵と臼で餅搗きをしてくれた。その時もお土産に持たせてくれたが、今回も家族用に搗いたと兄貴のブログに書いてあった。
その餅を正月用にと送って頂いた。ここの餅は子供たちも大好きで、蓬餅などは普通の倍?、いや倍以上のヨモギが入って居て、そのヨモギも家族で摘んで保存して有る物を使用して居り、だからこそ充分のヨモギを入れられるのだと、緑の色の濃い草餅だ。
餅が大好きな小生は先日頂いた餅も毎日の様に味噌汁に入れて雑煮風で食べた、今回も女房から正月にみんなで食べるから、その前にあんまり食べ無いでと言われてしまった。
早々にお餅の代わりに干し柿を一つ頂いた。丹精込めて作った干し柿はとても甘かった。
今年も美味しいお餅が家族で食べれます。有り難う御座いました。
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